かわさきそだち・地産地消

かわさきと農業

 「かわさき生まれの香辛子」と聞いて皆さん「そもそも川崎で農業やっているの?工場のイメージが強い」と思う方が多いかもしれません。そこで、ここではちょっと「かわさきと農業」についてご紹介させていください。
 昔々、江戸時代の川崎市は多摩川の豊かな水利を生かした二ヶ領用水を開削し、約2,000ha(東京ドーム約430個分)の水田の開墾によって大規模な稲作地帯が形成されていました。加えて多摩川沿いの水はけのよい立地環境から「多摩川梨」の栽培が始まり大正時代には一大産地になりました。

 近代以降、川崎市は多摩川の水利の便に加えて、東京・横浜に隣接する地の利から工場の進出が相次ぎ、それまでの農林漁業村から工業都市へと変化し、高度経済成長期以降は、急激な宅地開発が行われ、都市化が進展し人口が大幅に増加しました。

(麻生区黒川・サツマイモ畑)

かわさきの農業の強み・特色

さて、かわさきの農業は、どうなったのでしょうか?急激な人口増加・宅地開発により大幅に農地面積は減少したものの、身近に大消費地があるメリットを生かし、消費者ニーズに合わせた多様な品目の生産に取り組むようになりました。また、生産者と消費者の距離が近くなり、新鮮で一番おいしい時期に出荷できるようになりました。
 かわさきの農業の強みは、消費者ニーズに対応した多様な営農形態があることです。市内には各農業者が軒先などで行う直売やグループによる共同直売所での販売だけでなく、JAセレサ川崎が運営する大型農産物直売所「セレサモス」での販売や市場・スーパー・飲食店などへの出荷や、フルーツ狩りも行われています。

(多摩区中野島・農業者と消費者が近く、農作業を通じて交流)

多種多様な「かわさきそだち」

 「かわさきそだち」とは川崎市内で生産された農産物の総称で、川崎市やJAセレサ川崎などが連携し、ロゴマークやPRキャラクターを使ってPRを図っています。以下は「かわさきそだち」の一例です。

多摩川梨
花桃
キャベツ
トマト
左:かわさきつや菜 と 右:のらぼう菜
禅寺郎柿ワイン
かわさきそだちロゴマーク
かわさきそだちPRキャラクター「菜果ちゃん」

・その他の「かわさきそだち」についての情報はこちら

(JAセレサ川崎HP) https://www.jaceresa.or.jp/agri/product.html

「かわさきそだち」が手に入る場所

・ファーマーズマーケット「セレサモス」

宮前店
麻生店

「セレサモス」の詳細はこちら(セレサモスHP)
https://www.jaceresa.or.jp/agri/ceresamos/

・かわさきの観光農園の情報はこちら(かわさき観光農園HP)
http://www.k-kankou.jp/kankounouen/index.html

・市内各地にある直売所のマップはこちら(JAセレサ川崎HP)https://www.jaceresa.or.jp/agri/farmersmarket/index.html

地産地消の取組み

川崎市、JAセレサ川崎などで組織する「かわさき地産地消推進協議会」は地産地消の推進のため、様々な取組みを行っています。

JR登戸駅で行うマルシェイベント
旬の「かわさきそだち」を使った料理教室
出荷資材の作成・提供
各種イベントに「菜果ちゃん」の出演

その他、川崎の農業について詳細はこちら(川崎市HP)
https://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/32-12-0-0-0-0-0-0-0-0.html

本ページに関するお問い合わせはこちら

かわさき地産地消推進協議会事務局
・川崎市経済労働局都市農業振興センター農業振興課(川崎市高津区梶ヶ谷2-1-7)
 電話044-860-2462

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